少年野球を始めたお子様のいる父兄の方向け、お父さんが野球をやったことがなければ、ほとんど触れ合うきっかけがなかったお母さんがほとんどですよね。一から野球を調べるのも大変という方向けに野球で使う言葉の一覧をまとめました。詳しい解説などについては解説するページを作成していきますのでお待ち下さい。少年野球を今までよりも100倍楽しみましょう。
第1章:試合の場面とルール
野球のルールブックは、一見複雑に見えるかもしれませんが、その多くは過去の選手たちが見つけ出した「戦術的な抜け道」を塞ぎ、試合の公平性を保つために作られてきました。この章では、試合の流れを示す言葉や、そうした歴史的背景を持つ特別なルールを解説します。
1.1 試合進行
イニング
分類: 場面
定義: 試合の回を表す単位。各チームが一度ずつ攻撃(表)と守備(裏)を行い、1イニングが完了します。プロ野球は通常9イニングで勝敗を決めます。
コールドゲーム
分類: ルール
定義: 雨などの天候や、大会規定による大きな点差がついた場合に、試合を途中で終了させること。一定のイニングを消化していれば、その時点でのスコアで勝敗が決まります。
ノーゲーム
分類: ルール
定義: 試合が成立する規定イニング(通常5回)に達する前に、天候などにより中止となった試合のこと。その試合の記録は全て無効となります。
延長戦(えんちょうせん)
分類: 場面
定義: 規定のイニング(9回)が終わった時点で同点の場合に、決着をつけるために行われる追加のイニングのこと。ルールはリーグや大会によって異なります。
1.2 状況・場面
満塁(まんるい)
分類: 場面
定義: 一塁、二塁、三塁の全てのベースに走者がいる状態のこと。「フルベース」とも呼ばれ、攻撃側にとっては最大のチャンス、守備側にとっては最大のピンチとなります。
得点圏(とくてんけん)
分類: 場面
定義: 走者が二塁または三塁にいる状況のこと。次のヒット1本で得点につながる可能性が高いことからこう呼ばれます。「スコアリングポジション」とも言います。
ピンチ
分類: 場面
定義: 守備側にとって、失点する可能性が高い危険な状況のこと。特に、得点圏に走者を背負った場面を指します。これを乗り越えるのがエースピッチャーの腕の見せ所です。
フルカウント
分類: 場面
定義: バッターカウントがボール3つ、ストライク2つになった状態のこと。ピッチャーとバッターのどちらにとっても、次の一球が勝負を分ける緊迫した瞬間です。
サヨナラ
分類: 場面
定義: 最終回または延長回の裏の攻撃で、後攻チームが勝ち越し点を挙げ、その瞬間に試合が終了すること。「ウォークオフ」とも呼ばれ、劇的な幕切れを演出します。
1.3 特別なルール
インフィールドフライ
分類: ルール
定義: 無死または一死(ワンナウト)で走者が特定の塁にいる時、内野への簡単なフライが上がると宣告されるルール。守備側がわざと落球して併殺を狙う有利すぎるプレーを防ぐ目的があります。
振り逃げ(ふりにげ)
分類: ルール
定義: 3つ目のストライクをキャッチャーが正規に捕球できなかった場合、打者がアウトにならずに一塁へ走ることができるルール。意外な形で出塁できることがあります。
アピールプレー
分類: ルール
定義: 走者が塁を踏み忘れるなどのルール違反を犯した際に、守備側が審判に指摘(アピール)して初めてアウトが認められるプレーのこと。
コリジョンルール
分類: ルール
定義: 本塁での走者と捕手の危険な衝突(コリジョン)を防ぐためのルール。走者は意図的に捕手に体当たりできず、捕手はボールを持つ前に走路を塞いではいけません。
エンタイトルツーベース
分類: ルール
定義: 打球がフェアゾーンに一度バウンドしてから、フェンスを越えてスタンドなどに入った場合に適用されるルール。打者と走者に安全に2つの塁が与えられます。
第2章:ポジションと役割
野球の守備は9つのポジションがそれぞれ専門的な役割を担うことで成り立っています。各ポジションに求められる能力は、フィールドの形状やプレーの物理的な法則に深く根差しています。この章では、まず一覧で全体像を掴み、その後各ポジションの詳細な役割を解説します。
2.1 守備ポジション一覧
試合中継などで「6-4-3のダブルプレー」といった言葉を耳にすることがあります。これは守備番号を使った表現で、この表を覚えておくと、プレーの流れがより深く理解できるようになります。
| 守備番号 | 日本語名 | 英語名 | 略称 |
|---|---|---|---|
| 1 | 投手(とうしゅ) | Pitcher | P |
| 2 | 捕手(ほしゅ) | Catcher | C |
| 3 | 一塁手(いちるいしゅ) | First Baseman | 1B |
| 4 | 二塁手(にるいしゅ) | Second Baseman | 2B |
| 5 | 三塁手(さんるいしゅ) | Third Baseman | 3B |
| 6 | 遊撃手(ゆうげきしゅ) | Shortstop | SS |
| 7 | 左翼手(さよくしゅ) | Left Fielder | LF |
| 8 | 中堅手(ちゅうけんしゅ) | Center Fielder | CF |
| 9 | 右翼手(うよくしゅ) | Right Fielder | RF |
2.2 バッテリー
投手(とうしゅ)またはピッチャー
分類: ポジション
定義: マウンドからボールを投げ、試合を作る中心的な存在。打者を打ち取る投球術だけでなく、フィールディングや牽制など、9人目の野手としての役割も担います。
捕手(ほしゅ)またはキャッチャー
分類: ポジション
定義: 投手の球を受けるだけでなく、配球を組み立て、守備全体に指示を出す司令塔。「扇の要」とも呼ばれ、広い視野と深い野球知識が求められるポジションです。
2.3 内野手
一塁手(いちるいしゅ)またはファースト
分類: ポジション
定義: 一塁ベース付近を守り、他の内野手からの送球を捕球してアウトにするのが主な役割。捕球機会が非常に多く、確実なキャッチング技術が不可欠です。
二塁手(にるいしゅ)またはセカンド
分類: ポジション
定義: 一塁と二塁の間を守り、広い守備範囲と俊敏性が求められます。特に併殺プレー(ダブルプレー)では遊撃手との華麗な連携プレーが光ります。
三塁手(さんるいしゅ)またはサード
分類: ポジション
定義: 三塁ベース付近を守ります。右打者の痛烈な打球が飛んでくることが多いため「ホットコーナー」と呼ばれます。一塁までの距離が遠いため、強い肩も必要です。
遊撃手(ゆうげきしゅ)またはショート
分類: ポジション
定義: 二塁と三塁の間を守る、内野守備の要。守備範囲が最も広く、打球処理、中継プレーなど役割は多岐にわたるため、高い身体能力と判断力が求められます。
2.4 外野手
左翼手(さよくしゅ)またはレフト
分類: ポジション
定義: 外野の左側を守ります。三塁や本塁への送球距離が比較的短いため、他の外野ポジションに比べて肩の強さよりも捕球の確実性が重視される傾向があります。
中堅手(ちゅうけんしゅ)またはセンター
分類: ポジション
定義: 外野の中央を守る、外野守備のリーダー的存在。最も広い範囲を守るため、俊足と打球を判断する能力が不可欠です。他の外野手への指示も行います。
右翼手(うよくしゅ)またはライト
分類: ポジション
定義: 外野の右側を守ります。三塁や本塁への送球距離が最も長くなるため、ランナーの進塁を防ぐための非常に強い肩(レーザービーム)が求められます。
2.5 守備関連の概念
センターライン
分類: 守備
定義: 捕手、投手、二塁手、遊撃手、中堅手を結ぶ、フィールド中央の守備ラインのこと。このラインが強固なチームは守備が安定し、強いチームとされています。
守備シフト(しゅびシフト)
分類: 守備
定義: 打者の打球傾向に合わせて、守備側の選手が通常の守備位置から大きく動いて陣形を変える戦術のこと。特定の方向にしか打たない打者に対して非常に有効です。
カバーリング
分類: 守備
定義: ある野手がボールを処理している間に、他の野手が空いたベースに入ったり、送球が逸れた場合に備えて後ろで構えたりする連携プレーのこと。「バックアップ」とも言います。
第3章:攻撃に関する用語
野球の得点は攻撃から生まれます。ここでは、打者がボールを打ち、走者が塁を進む「攻撃」に関連する基本的な言葉から、試合の流れを左右する戦術までを解説します。攻撃のプレー一つ一つには、アウトを犠牲にしてでもチームの勝利に貢献するという奥深い戦略が隠されています。
3.1 打撃の基本
打者(だしゃ)またはバッター
分類: 攻撃
定義: ピッチャーが投げたボールをバットで打つ選手のこと。「バッター」や「ヒッター」とも呼ばれます。攻撃の主役であり、ここから全てのプレーが始まります。
スイング
分類: 攻撃
定義: 得点するために、バットを振ってボールを打とうとする行為のこと。途中でバットを止める「ハーフスイング」というプレーもあります。
ミート
分類: 攻撃
定義: バットをボールに正確に当てる技術のこと。ホームランを狙う大振りとは対照的に、的確にバットの芯でボールを捉えることを重視した打ち方を指します。
スタンス
分類: 攻撃
定義: バッターボックス内での足の置き方、構えのこと。両足を平行に置く「スクエアスタンス」が基本で、他に「オープンスタンス」や「クローズドスタンス」があります。
インコース
分類: 攻撃
定義: ピッチャーが投げるボールのコースのうち、バッターの体に近いコースのこと。「内角(ないかく)」とも呼ばれます。ここに投げられると、打者は肘をたたんで打つ必要があります。
アウトコース
分類: 攻撃
定義: ピッチャーが投げるボールのコースのうち、バッターから遠いコースのこと。「外角(がいかく)」とも呼ばれ、インコースとは対の関係にあります。
引っ張り(ひっぱり)
分類: 攻撃
定義: 右打者ならレフト方向、左打者ならライト方向へ、ボールを引きつけるようにして強く打つ打法のこと。一般的に、この打ち方のほうが強い打球が生まれやすいとされます。
流し打ち(ながしうち)
分類: 攻撃
定義: 右打者ならライト方向、左打者ならレフト方向へ、ボールに逆らわずに打つ技術のこと。来た球に柔軟に対応する「広角打法」の基本となる打ち方です。
3.2 打撃結果と記録
安打(あんだ)
分類: 攻撃
定義: 打ったボールがフェアゾーンに落ち、守備のエラーや野手選択なしに、打者が安全に塁に出ること。「ヒット」とも呼ばれます。進んだ塁の数で呼び名が変わります。
単打(たんだ)
分類: 攻撃
定義: 安打(ヒット)のうち、打者が一塁まで進んだプレーのこと。「シングルヒット」とも呼ばれます。最も基本的なヒットの形です。
二塁打(にるいだ)
分類: 攻撃
定義: 安打(ヒット)のうち、打者が二塁まで進んだプレーのこと。「ツーベースヒット」とも呼ばれ、得点のチャンスを大きく広げる価値のあるヒットです。
三塁打(さんるいだ)
分類: 攻撃
定義: 安打(ヒット)のうち、打者が三塁まで進んだプレーのこと。「スリーベースヒット」とも呼ばれます。長打力と走力の両方が求められる、珍しいプレーです。
本塁打(ほんるいだ)
分類: 攻撃
定義: 打球が外野フェンスを越えるなどして、打者が一気にホームまで生還できる安打のこと。「ホームラン」とも呼ばれ、野球で最も華やかなプレーの一つです。
満塁本塁打(まんるいほんるいだ)
分類: 攻撃
定義: 満塁(全ての塁に走者がいる状態)の場面で打つ本塁打のこと。一挙に4点が入るため、「グランドスラム」とも呼ばれ、試合の流れを劇的に変える力があります。
ランニングホームラン
分類: 攻撃
定義: 打球がフェンスを越えずにグラウンド内に留まっている間に、打者が一気にホームまで走りきって記録される本塁打のこと。俊足の選手に見られる珍しいプレーです。
ファウルボール
分類: 攻撃
定義: 打ったボールがフェアゾーンの外に出ること。2ストライクになるまではストライクに数えられますが、2ストライク後は何回ファウルにしてもアウトにはなりません。
アウト
分類: 攻撃
定義: 攻撃側の選手(打者や走者)がプレーを続ける権利を失うこと。守備側がアウトを3つ取ると、攻撃と守備が交代します。野球の基本的なルールです。一死(ワンナウト)・二死(ツーアウト)三死(スリーアウト)でチェンジ(攻守交代)になります。
三振(さんしん)
分類: 攻撃
定義: バッターがストライクを3回宣告されてアウトになること。空振りだけでなく、ストライクゾーンのボールを見逃した場合も三振となります。
フライアウト
分類: 攻撃
定義: 打者が打ったボールが、地面に落ちる前に守備側の野手に直接捕球されてアウトになること。「邪飛(じゃひ)」とも呼ばれます。
ゴロアウト
分類: 攻撃
定義: 打者が打ったボールが地面を転がり(ゴロ)、守備側の野手がそれを捕球して、打者が一塁に到達する前に一塁へ送球してアウトにすること。
サイクルヒット
分類: 攻撃
定義: 1人の打者が1試合の間に、単打、二塁打、三塁打、本塁打の全てを打つこと。達成が非常に難しい記録として知られています。
3.3 打者と走者
打順(だじゅん)
分類: 攻撃
定義: 攻撃時にバッターが打席に入る順番のこと。1番から9番まであり、それぞれの役割に応じて選手のタイプが配置される、チームの攻撃戦略の根幹です。
トップバッター
分類: 攻撃
定義: 1番打者のこと。チームで最初に出塁し、得点のきっかけを作ることが期待される重要な役割です。「リードオフマン」とも呼ばれます。
クリーンアップ
分類: 攻撃
定義: 主に3番、4番、5番の強力な打者たちのこと。塁上の走者を一掃して得点する(クリーンにする)役割からこう呼ばれます。チームの得点源となる打順です。
指名打者(しめいだしゃ)
分類: 攻撃
定義: 守備にはつかず、ピッチャーの代わりに打席に立つ打撃専門の選手のこと。「DH(ディーエイチ)」という略称で呼ばれることが多いです。
代打(だいだ)
分類: 攻撃
定義: 試合の途中で、打順の選手に代わって打席に立つ選手のこと。「ピンチヒッター」とも呼ばれ、試合の勝負どころで起用されることが多いです。
代走(だいそう)
分類: 攻撃
定義: 試合の途中で、塁上の走者に代わって出場する選手のこと。「ピンチランナー」とも呼ばれ、足の速い選手が起用され、次の塁を狙います。
スイッチヒッター
分類: 攻撃
定義: 相手ピッチャーの利き腕に合わせて、左右どちらの打席にも立てる打者のこと。常に有利な条件で打席に入れるという大きなメリットを持ちます。
3.4 作戦と戦術
野球における「アウト」は、単なる失敗ではなく、チームが有効に使える「資源」でもあります。例えば「送りバント」や「犠牲フライ」は、自らがアウトになることを前提に、得点の可能性を高めるための高度なチーム戦略です。
バント
分類: 攻撃
定義: バットを振らずにボールに軽く当て、内野にボールを転がす打撃技術のこと。走者を進める目的や、意表を突いて自分が出塁する目的で行われます。
送りバント(おくりバント)
分類: 攻撃
定義: 自分がアウトになる代わりに、塁上の走者を次の塁へ進めるための作戦。「犠牲バント」とも呼ばれ、アウト一つと引き換えに進塁の確率を高めるチームプレーです。
セーフティバント
分類: 攻撃
定義: 走者を進めるだけでなく、打者自身も一塁でセーフになることを狙うバントのこと。相手守備の意表を突く奇襲作戦として使われます。英語では「bunt for a hit」が近いです。
スクイズ
分類: 攻撃
定義: 三塁に走者がいる場面で、バントをしてホームに生還させる作戦のこと。1点を争う緊迫した場面で使われる、成功すれば劇的な、失敗すれば大きな痛手となるプレーです。
ヒットエンドラン
分類: 攻撃
定義: ピッチャーの投球と同時に走者がスタートし、打者はボール球でも必ず打つという作戦。成功すれば一気にチャンスが広がる一方、失敗すると併殺になるリスクも高いです。
盗塁(とうるい)
分類: 攻撃
定義: 投球中に、塁上の走者がピッチャーやキャッチャーの隙を突いて次の塁へ進むプレー。「スチール」とも呼ばれ、走者の勇気とスピードが光るプレーです。
タッチアップ
分類: 攻撃
定義: 外野フライが捕球された後、走者が元いた塁を踏み直してから次の塁へ進むプレーのこと。特に三塁走者がこれを行い得点することを「犠牲フライ」と呼びます。
第4章:守備に関する用語
野球の守備はピッチャーを中心に展開します。ピッチャーが投げる一球一球が、他の8人の野手の動きを決定づけるのです。この章では、まず野手全体のプレーを学び、次に守備の要である投球の世界を深く掘り下げていきます。
4.1 守備プレー
刺殺(しさつ)
分類: 守備
定義: 守備側の選手が、打者や走者を直接アウトにするプレーのこと。フライを捕球したり、塁に触球したりした場合に、その野手に記録されます。
補殺(ほさつ)
分類: 守備
定義: アウトを成立させるために、他の野手へ送球して手助け(アシスト)したプレーのこと。例えば、ショートゴロを捕って一塁へ送球した場合、ショートに補殺が記録されます。
併殺(へいさつ)
分類: 守備
定義: 一つの連続したプレーで、2人の攻撃側選手をアウトにすること。「ダブルプレー」や「ゲッツー」とも呼ばれ、守備側にとっては最大のチャンス潰しとなります。
三重殺(さんじゅうさつ)
分類: 守備
定義: 一つの連続したプレーで、3人の攻撃側選手をアウトにすること。「トリプルプレー」とも呼ばれ、野球の試合でめったに見られない非常に珍しいプレーです。
エラー
分類: 守備
定義: 守備側の選手が、通常ならアウトにできたはずのプレーでミスを犯し、打者や走者を生かしてしまうこと。「失策(しっさく)」とも呼ばれます。
牽制(けんせい)
分類: 守備
定義: ピッチャーやキャッチャーが、盗塁を防ぐ目的で走者がいる塁へボールを投げること。走者を塁に釘付けにしたり、タッチアウトを狙うための重要なプレーです。
4.2 投球の基本
ストライク
分類: 守備
定義: ピッチャーが投げたボールが、審判によって有効と判定された投球のこと。打者が空振りした場合や、ストライクゾーンを通過した場合などに宣告されます。
ボール
分類: 守備
定義: ピッチャーが投げたボールがストライクゾーンを外れ、かつ打者がスイングしなかった投球のこと。これが4つになると、打者は一塁へ歩くことができます。
四球(しきゅう)
分類: 守備
定義: ピッチャーが同じ打者に対してボールを4回投げること。打者はアウトにならずに一塁へ進むことができます。「フォアボール」とも呼ばれます。
死球(しきゅう)
分類: 守備
定義: ピッチャーが投げたボールが、バッターの体に直接当たってしまうこと。打者は安全に一塁へ進むことができます。「デッドボール」とも呼ばれます。
ボーク
分類: 守備
定義: 塁上に走者がいる時に、ピッチャーがルール違反の投球動作や行動をすること。全ての走者が一つ先の塁へ安全に進むことが許される反則行為です。
4.3 投球フォームと球種
オーバースロー
分類: 守備
定義: ピッチャーが腕を肩の上から振り下ろすようにして投げる、最も一般的な投球フォームのこと。「上手投げ」とも呼ばれます。
スリークォーター
分類: 守備
定義: オーバースローとサイドスローの中間の角度から腕を振って投げる投球フォームのこと。多くのピッチャーがこのフォームで投げています。
サイドスロー
分類: 守備
定義: ピッチャーが腕を地面と水平に近い角度、つまり横から振るようにして投げる投球フォームのこと。「横手投げ」とも呼ばれます。
アンダースロー
分類: 守備
定義: ピッチャーが腕を水平より下から、すくい上げるようにして投げる投球フォームのこと。「下手投げ」や「サブマリン投法」とも呼ばれます。
ストレート
分類: 守備
定義: ピッチャーが投げる球種の中で、最も速く、直線的な軌道を描く基本的なボールのこと。英語では「Fastball(速球)」と呼ばれます。
変化球(へんかきゅう)
分類: 守備
定義: ピッチャーが投げるボールのうち、曲がったり落ちたりするなど、直線的ではない軌道を描くボールの総称。打者のタイミングを外すために使われます。
カーブ
分類: 守備
定義: 変化球の一種で、利き腕の方向に大きく山なりに曲がりながら落ちるボールのこと。古くから使われている代表的な変化球です。
スライダー
分類: 守備
定義: 変化球の一種で、ストレートに近い速さで、利き腕の方向に横滑りするように曲がるボールのこと。
第5章:用具と設備
野球で使われる道具には、選手のパフォーマンスを高めるための工夫と、試合の公平性を保つための厳しいルールが共存しています。ここでは、選手のプレーを支える様々な用具と、その背景にある規則について解説します。
5.1 選手が使用する用具
グラブ
分類: 用具
定義: 守備の際にボールを捕るために使う革製の道具。野手が使うものを「グラブ」、捕手や一塁手が使う、より大きく厚いものを「ミット」と呼び分けています。
バット
分類: 用具
定義: ボールを打つために使われる木製または金属製の棒。プロ野球では主に木製が使われ、長さや太さ、素材には細かい規定があります。
スパイク
分類: 用具
定義: グラウンドで滑らないように、靴底に金属や樹脂の歯が付いている野球専用の靴のこと。プレーの安定性と瞬発力を支える重要な道具です。
ヘルメット
分類: 用具
定義: 打者や走者が、ピッチャーの投球や送球から頭部を守るために着用する防具。安全にプレーするために義務付けられています。
防具(ぼうぐ)
分類: 用具
定義: 選手の体を守るための道具の総称。捕手が身につけるマスクやプロテクター、打者が肘につけるアームガードなど、様々な種類があります。
5.2 球場の設備
グラウンド
分類: 設備
定義: 野球の試合が行われる場所全体のこと。内野、外野、ファウルゾーンなど、全てのエリアを含みます。
マウンド
分類: 設備
定義: 内野の中央にある、ピッチャーが投球するために土が盛られて少し高くなった円形の場所のこと。ここから投げ下ろすことで、ボールに角度と威力が生まれます。
ベース
分類: 設備
定義: グラウンドに設置された4つの地点(本塁、一塁、二塁、三塁)のこと。走者はこのベースを順番に踏むことで得点することができます。
ブルペン
分類: 設備
定義: 試合中にリリーフピッチャーが投球練習(肩慣らし)をする場所のこと。グラウンドの外に設けられており、ここでの動きが投手交代の合図になることもあります。
バックスクリーン
分類: 設備
定義: センター後方に設置された、単色(主に黒や紺)の大きな壁のこと。打者がピッチャーの投げた白いボールをはっきりと視認できるようにするためのものです。
